最終更新日令和8年07月03日
就任4年目を迎えて
私が町長に就任して4年目を迎えました。
町長就任以来、「川棚町に住んでいてよかった」と町民の皆様に実感いただけるようなまちづくりを目指し、住民の皆様の生活環境の改善を主な政策課題として取り組んでまいりました。
主な施策について、川棚町総合計画の6つの基本理念に沿ってご報告いたします。
子育て支援につきましては、「川棚で生まれ、育ち、いつまでも住み続けたいまち」をめざし、子育て世帯の経済的負担軽減を図るため、高校生世代までの医療費の完全無償化、中学校卒業生への祝い金の支給、小中学生の給食費の無償化を実施することができました。
保育料の無償化につきましては、これまで実施しておりました0歳児の保育料及び一時預かり保育料の無償化に加え、8年度からは1・2歳児まで対象を拡大して実施することができました。
学校教育では、スーパーバイザーの活用による学校活性化事業やサポートティーチャー等の配置を継続し、きめ細かな支援を行うとともに、スクール・ソーシャル・ワーカーを配置し、不登校児童・生徒等の支援にも、引き続き努めてまいります。
保健・医療環境につきましては、医療相談アプリ使用料の負担、妊婦のための支援給付金事業等の子育て世帯への支援のほか、がん患者外観ケアサポート事業等を実施しております。
また、疾病の重症化予防対策として各種検診を実施するとともに、感染症対策として、予防接種法に基づく定期接種等に係る接種体制の確保と制度の周知に取り組みました。
国民健康保険事業につきましては、被保険者の疾病等に関して必要な保険給付を行うとともに、健康の維持・増進のための保健事業を積極的に推進してまいりました。
介護保険事業につきましては、第9期川棚町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき、地域包括ケアシステムの構築を目指し、各種事業を展開してまいりました。
また、高齢者等の皆様が、元気で安心して生活できるよう、見守り体制の充実を図りました。
障がい者福祉につきましては、地域社会における共生の実現に向けて、各種障がい福祉サービスを提供し、支援の充実に取り組んでまいりました。
防災に関しては、「川棚町地域防災計画書」に基づき、防災対策に万全を期すよう努めてまいりました。
また、災害発生時に適切な支援が行えるよう自主防災組織の育成に努め、安全で安心して暮らせるまちづくりを推進してまいりました。
消防に関しては、消防団員の確保対策及び施設・装備の充実に努め、消防団員の活動における安全確保や、機動性の向上を図るよう取り組んでまいりました。
農業については、農業・農村の有する多面的機能の維持を図り、農地中間管理事業について、農業委員会と連携して農地中間管理機構への農地集積・集約を進めるとともに、耕作放棄地の解消対策及び新規就農者の確保・支援に努めてまいりました。
また、様々な農業リスクを低減し、効率的な経営を推進するため、先端技術の導入や各種支援制度により支援してまいりました。
県営事業の基幹農道川棚西部地区については、地元負担金を予算計上するとともに、基幹農道に係る流末排水路の整備改善を図りました。
林業についても、意欲と能力がある林業経営者への集積・集約を図るとともに、森林の適正な管理を支援し、森林環境譲与税を有効に活用することにより森林資源の保全に努めてまいりました。
水産業の振興については、大村湾漁協が行う悪質密漁監視事業や栽培漁業など資源管理の取り組みを支援してまいりました。
商工業の振興については、創業を支援するため、空き店舗を利用する方への賃料補助、創業に必要な初期投資の支援のほか、東彼商工会が行う経営改善普及指導事業や後継者育成事業など商工業者の経営改善を図る取り組みに対する支援に取り組みました。
また、ふるさと納税については、返礼品を通じて、本町への興味・関心を高めるとともに、町内事業者の知名度向上と産業の活性化につなげられるよう引き続き取り組んでまいりました。
観光の振興については、7年度に発足した「かわたな観光まちづくり協議会」と連携し、観光コンテンツの掘り起こしや強化に取り組みました。
公共交通網の整備につきましては、公共交通空白地帯の解消を図るため、「川棚町地域公共交通計画」に基づき、「あいのりタクシー」の実証運行を開始し、8年度に検証を行うこととしております。
また、「かわたな・はさみタウンバス」の運行を開始し、町民の移動手段の確保のため、地域公共交通の維持に努めてまいりました。
広域行政の推進のため、西九州させぼ広域都市圏において関係市町と連携して様々な事業を展開し、圏域の活性化のため積極的に取り組んでまいりました。
行政手続きのデジタル化(DX化)につきましては、通話通信アプリ"LINE"やマイナンバーカードを活用した行政手続きのオンライン化、「書かない窓口」などの手法を導入し、町民の利便性の向上に取り組みました。
石木ダム建設事業につきましては、川棚川の抜本的な治水対策において進められているところであります。
これまで、起業者において、地域の皆様に対し説明がなされてきましたが、残念ながら一部の地権者の方について、未だにご協力をいただけない状況にあります。
私は、水源地域住民の理解なくして事業の進展はないと思っておりますので、町民向けの説明会の開催を県へ要望してまいりました。
そのような中、昨年、町民に対して技術的な疑問等に対する説明会を4回、水源地域整備計画に関する説明会を1回開催していただいたことは、大きな前進と思っておりますので、引き続き話し合いによる解決に向けて取り組んでまいります。
以上、町民の皆様方や関係各位のご協力により、公約に掲げておりました様々な施策を実現することができましたことに感謝申し上げ、私が町長就任以降に取り組んでまいりました町政運営についてのご報告とさせていただきます。
川棚町長 波戸勇則
令和8年新年挨拶
皆さま、あけましておめでとうございます。
令和8年の輝かしい新春を町民の皆さまとともに迎えられますことを心から嬉しく思います。
また、日頃より町政へのご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年は、「ながさきピース文化祭2025(9月14日~11月30日)」が開催され、県内各地で多様な文化・交流イベントが開催されました。
本町においても、「かわたな『つながる』文化ウィーク」と題して、町内の文化施設や公共スペースを活用し、生け花や日本舞踊などの異文化交流体験、戦時遺構めぐり、体験型ワークショップなど、幅広いイベントを企画・開催いたしました。
世代を超えて多くの方にご参加いただき、文化・芸術の多様性に触れていただくことで、川棚町の豊かな歴史や文化を県内外に発信する貴重な機会となりました。改めて、地域文化の力強さを実感したところです。
観光振興の面では、「かわたな観光まちづくり協議会」が発足し、川棚駅舎を拠点として、これまでの観光振興に加え、本町の歴史や文化、スポーツなど、潜在的な地域資源を活かし、持続可能な観光振興に寄与されることを期待しています。
さらに、8月28日には、川棚町を含む11市町で構成する「西九州させぼ広域都市圏協議会」とハウステンボス(株)が、「広域周遊観光の促進に関する連携協定」を締結し、広域的な観光ネットワークの形成等に取り組むこととなりました。
9月1日には川棚町と(株)ゼンリンが、「観光DX推進に関する連携協定」を締結しました。
(株)ゼンリンが運営する観光サービスの利活用により本町の魅力を多くの方に知っていただくための情報発信や、周辺地域からの集客、町内外の交流人口・関係人口の増加につながる観光振興に力を注いでまいります。
地域資源や自然環境、社会インフラ等の情報も本町の魅力として積極的に発信することで、本町の持続的な発展に向けて重要となる企業誘致や、移住定住の促進に取り組んでまいります。
子育て支援につきましては、これまで以上に施策の重要な柱と位置付け、保育環境の整備、教育の充実、子育て家庭への経済的・心理的負担の軽減など、総合的な支援策や住環境の向上等を目的とした公園整備につきましても検討してまいります。
地域全体で子どもを見守り育む体制を強化し、「子育てするなら川棚町」と胸を張って言える環境を築くべく、引き続き力を注いでまいります。
また、「暮らしつづけたい魅力あるまちづくり」を基本理念とし、福祉の充実、地域経済の活性化、農林水産業の活性化、生活基盤の整備に力を入れてまいります。併せて、デジタル技術の活用による行政サービスの向上を推進し、誰もが安心して暮らしつづけられるまちを目指して施策を進めてまいります。
本年の干支は60年ぶりの「丙午(ひのえうま)」にあたります。
古来、「丙」は陽の「火」を表し「陽の力が満ちて勢いを増す」状態を、「午」は十二支では馬を表し、こちらも陽の「火」に属する「活力や前進」の象徴であることから、「丙午」は新たな目標に向け「燃え盛るようなエネルギーで道を切り開く」挑戦に適した節目の年とされているようです。
この60年に一度の巡りあわせを、川棚町が未来へ向けて、さらなる飛躍を遂げるための重要な時期と捉え、川棚町がこれからも持続的に発展し、町民の皆さまが「ここに暮らしつづけたい」と心から思えるまちを目指し、町政の舵取りに全力を尽くしてまいります。
結びに、本年が町民の皆さまにとって健やかで希望に満ちた一年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
川棚町長 波戸勇則
就任挨拶
若さと笑顔あふれる住みよい町の実現
~ We can change ~
この度の任期満了に伴う川棚町長選挙において、多くの町民の皆様方の温かいご支援とご支持を賜り、町長として町政のかじ取り役を仰せつかることになりましたが、その責任の重さに身が引き締まる思いであります。
近年の社会を取り巻く環境は、新型コロナウィルス感染症やロシアのウクライナ侵攻などにより、非常に厳しく複雑化・多様化しており、日本国内の経済活動や住民生活も大きな影響を受け、先が読めない厳しい状況であります。
本町におきましても例外ではなく、燃油価格や物価の高騰などに起因する諸問題や、これから解決していかなければならない多くの課題がございます。
私は、これまで11年間にわたり、町議会議員という立場で、町民の福祉を向上させるよう政策実現に携わってまいりましたが、これまでの町政を継続すべき部分はしっかりと引き継ぎながら、新しい技術・発想を積極的に取り入れ、また、これまでお聞きした町民の皆様の声などをしっかりと踏まえ、「若さと笑顔あふれる住みよい町かわたな」の実現に向け、次の政策を柱に誠心誠意邁進してまいります。
1、子育て世代の方に対して、川棚町の未来を担う子供たちの健やかな成長を願い、出産祝い金の対象者拡大や給食費の無償化など、保護者の子育てにかかる負担を軽減できるような子育て支援の充実に取り組んでまいります。
1、高齢者や支援が必要な方々に対して、これまで取り組んできた様々な政策のさらなる充実を図ってまいります。
また、高齢者のお出かけ応援として交通サービスの実現に向けた取り組みを進めます。
1、産業振興について、商工業や農林水産業の発展のため、商工会やJA、関係者等と積極的に意見交換を行い、連携を図りながら取り組んでまいります。
また、ふるさと納税返礼品の新規商品や新規事業者に協力していただくことにより、返礼品の充実を図り町内産業の活性化とともに、本町のPRにつなげる取り組みを行います。
1、地域の防災について、現在活動されている消防団員や地域の方々のご意見を伺い、消防団員の活動充実を目指すと共に、地域の自主防災組織による活動や防災・防犯の取り組みを協力し合いながら進めてまいります。
1、石木ダム建設について、協力して移転して頂いた皆様、反対しておられる皆様、町民誰もが早期解決を望んでおられますので、知事との話し合いで解決できるよう、川棚町としても取り組んでまいります。
1、SNSを利用した発信力の強化について、自由な発想で地域の中から発信できる仕組みづくりを目的とした、専門の担当者を住民の中から公募し、さらなる情報発信につなげる取り組みを行います。
いろいろな事業を進めるためには、財源の確保が必要不可欠でありますので、しっかりとした財政運営にも努めてまいります。
川棚町のすばらしい人や自然、文化、歴史を守り未来へつなげていくため、町民一人一人の声にいつでも耳を傾け、行政の課題を早期発見し、川棚町が郡内で一番と言われる活力あるまちづくり、若い世代が活躍できるまちづくりを目指し、福祉の向上、生活の向上を図ってまいります。
町民皆様のご理解とご協力を改めてお願い申し上げまして、就任のご挨拶といたします。
川棚町長 波戸勇則










