6月は「不正改造車排除強化月間」です。
我が国の自動車保有台数は、令和3年12月末現在で8,200万台を超えており、自動車が国民生活に欠かせない移動手段となっている一方で、交通事故の発生状況は依然として厳しく、また、交通量の多い地域における自動車の排出ガス、騒音等による環境の悪化が深刻な社会問題となっています。
特に、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、誤認を招く灯火の色の変更、土砂等を運搬するダンプのリアバンパの切断・取り外し、騒音の増大を招くマフラーの切断・取り外し及び基準不適合マフラーの装着等の不正改造を施された車両は、国民生活の安全を脅かし、他人に迷惑をかけるものとして、その排除が強く求められています。また、大型車の速度抑制装置(スピードリミッター)の解除又は不正な改変等の不正改造が社会的な問題となっており、生活の安心を確保するためにも、その排除が喫緊の課題となっています。
国土交通省では、このような状況を改善し、車両の安全確保及び環境保全を図ることにより、国民の安全、安心を確実に確保していくため、令和4年度においても、関係省庁、自動車関係団体等と協力して、「不正改造車を排除する運動」を全国的に展開することとし、特に6月を「不正改造車排除強化月間」として一層強力に取組むこととします。
皆様もぜひ、この機会に不正改造の防止についての理解を深めていただき、その排除にご協力下さい。
迷惑黒煙・不正改造車に関する情報提供は、下記までお寄せ下さい。
九州運輸局 長崎運輸支局 整備部門 TEL:095-839-4749