さまざまな事情で親と暮らせない子どもを家族の一員として迎え入れ、深い愛情と理解をもって育ててくださる方を『里親』といいます。
現在、社会的な養護を必要とする子どもは県内に500人以上いますが、里親等の家庭で暮らしているのは70人程度で、まだ県内の里親は少ない状況にあります。長崎県では多くの子どもたちが家庭的な環境で暮せるよう、里親制度を推進し、新しい里親を募集しています。
【里親になるには】
特別な資格などは必要ありません。心身ともに健康で子どもの養育に理解と熱意、愛情がある方であればどなたでも申し込みできます。
※研修の受講等の要件を満たす事は必要です。
【里親の種類】
里親には4種類あります。
○養育里親...子どもが自立するまで、または家庭復帰するまで養育
○専門里親...虐待や非行、障害など専門的な援助を要する子どもを養育
○養子縁組里親...養子縁組の成立を前提として養育
○親族里親...実親が死亡や行方不明などの場合に祖父母等の親族が養育
【里親の支援について】
①各里親には、専門的な知識を有する相談員が担当につき、訪問や電話による相談を随時受け付けています。
②生活費や教育費など子どもに必要な養育費は公費で支払われます。
③養育等に関する研修を定期的に開催しています。
④長崎県里親会が主催する里親・里子交流会やサロンに参加できます。この会は里親同士のつながりを深めるために県内の里親で構成されています。
※①~④以外にも充実した支援を行っています。
【里親出前講座のお知らせ】
各市町で出前講座を開催しています。制度の概要や里親体験談を聞く事ができます。(参加費無料・申込不要)
※川棚町では、令和2年9月9日に開催されました。
日時と場所については、下記までお問い合わせください。
【問い合わせ先】
○長崎県里親育成センター「すくすく」 TEL 0957-53-7343
○長崎県里親情報ホームページ(出前講座日程及び場所)
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/jido-hitorioya/jidofukushi/sato/258242.html