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就任挨拶

 この度の任期満了に伴う川棚町長選挙において、多くの町民の皆様方のご理解とご支援を賜り、三度町長として、町政のかじ取り役を仰せつかることになりましたが、ご期待の大きさや責任の重さに身が引き締まる思いであります。
 町政運営を託していただいた町民皆様の思いをしっかりと心に刻み、これからの4年間、川棚町の発展のために粉骨砕身、全力で取り組んでまいる所存であります。
 さて、私は、町長就任して間もない平成23年3月に、町の将来像を「自然を愛し くらし輝くまち」と定めた「第5次川棚町総合計画」を策定するとともに、平成27年11月には、後期基本計画を策定し、これまで、主要施策を着実に取り組んでまいりました。
 さらに、平成26年11月には、我が国の人口減少に歯止めをかけ、地方の活性化を図るための「まち・ひと・しごと創生法」が制定され、翌12月には、国の「長期人口ビジョン」と「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が閣議決定されました。

 本町におきましても、平成27年12月に、「人口ビジョン」と、「川棚町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、主要施策を掲げ、各種施策を着実に推進しているところであります。
 本町は、平成12年をピークに、毎年人口が少しずつ減少しております。その要因を調べたところ、結婚適齢期の女性の未婚率が高く、合計特殊出生率(平成23年〜平成27年)が低いことが分かりました。そこで、このような状況を改善するために「若者の出会いの場の創出」と「子育て支援」に力を入れて取り組んでおります。
 特に「子育て支援」につきましては、就任して間もなく保育園に就園する第2子以降の保育料の無料化を、県内の市町の中でも早くから実施をしたところであります。
 また、乳幼児に加え、小中学生の福祉医療費の無償化についても、平成28年度から実施をしております。
 そのほかにも、多子世帯の子育て負担軽減を図るために「子育て応援金支給事業」や「給食費助成事業」など、さらには、「保育園や認定こども園の保育環境の改善」のための事業を展開しているところであります。
 政府が公約に掲げる教育無償化や幼児教育・保育の無償化については、国の動向を的確に捉え、その対応にしっかりと取り組んでまいりたいと存じます。
 さて、今年の夏は、全国的に猛暑が続き熱中症で救急搬送される人も多かったようであります。学校現場においても、体調を崩す児童や生徒がみられる中で、残念ながら愛知県では死亡事故も発生しております。これを受け、国においては来年夏までに全国の公立の小中学校に「エアコンの設置」を決め、この秋、召集予定の臨時国会に、必要な補正予算案を提出する方針が固められたようであります。
 そこで、本町においても、2019年度までに設置ができるように計画を策定するようにしておりますが、本町の小中学校のすべての教室にエアコンを設置するとなると、多額の事業費がかかりますので、その財源の確保が大きな課題となります。
 現在の「学校施設環境改善交付金」の補助率は、総事業費の30%であり、新たな国の財政支援の詳細が判明次第、事業を進めることとしております。
 いろいろな事業を進めるためには、財源の確保が必要不可欠であり、これから、老朽化が進む役場庁舎の建て替えにも多額の財源を必要といたしますので、しっかりとした財政運営が求められているところであります。
 役場新庁舎建設については、昨年度、町内各種団体代表から組織される川棚町役場庁舎建設委員会から「新庁舎建設に関する提言書」が提出され、その内容を受け、今年度、「新庁舎建設基本計画」を策定いたしました。
 基本計画に定めた「町民が利用しやすく親しみやすい、安全・安心を築く庁舎」とする基本理念のもと、基本設計業者を選定中であり、その後、具体的な設計業務に取りかかることとしております。
 基本設計は、来年3月頃には具体的なものが出来上がりますので、その際には、町民の皆様にお示しすることができると考えております。
 また、7月の豪雨により、本町にとっては初めてとなる土砂災害警戒情報が発表されたことから、町民に対して避難勧告を行いました。その際、消防団員や関係職員からなる災害対策本部を設置し、対応に当たりましたが、災害に対する情報の収集、伝達、指令等を行う中で、情報が集中する総務課内での対策協議となったことから、現庁舎では、災害時に対応できる施設整備が取れていないことがわかり、改めて防災の拠点となる庁舎を造ることが必要であることを実感いたしました。
 新庁舎は、まず、防災・災害復旧の拠点として、十分な安全性能基準を満たす構造とすべきであり、機能的な災害対策本部となりうる会議室を設置するとともに、設備関係についても災害時に対応ができるように整備することが重要であります。
 また、来庁される町民の方に対しても、窓口業務をなるべくワンフロアに集約して、誰もが利用しやすく、住民の方から親しまれる庁舎にしたいと考えております。
 これから、新庁舎建設は国の財政支援制度を活用するため、2020年度中に完成させる必要がありますが、まだまだ、多くの課題もありますので、町民皆様には、さらなるご協力をお願い申し上げます。
 さて、「まちづくり」に関し、イベントや会合などで町外から移住された方と話をしますと、斬新な意見をいただくことがあります。
 移住者は、他自治体での居住経験から本町のまちづくりの強み・弱みなどを客観的な視点から評価できるものと考えており、今後のまちづくりを進めていくにあたり、これまで以上に移住者の協力が必要と考えているところであります。
 そこで、まちづくりに関し移住者の視点から、さまざまな意見をいただき、本町の魅力向上やまちを元気にするための方策などについて意見交換をする「移住者の集い( 仮称)」を開催したいと考えております。
 町が活性化し、よりよい未来を創るため、多くの方が参加されることを期待しております。
 そのほか、国道205号の渋滞緩和対策や広域基幹農道の整備促進を始め、町内の幹線道路の整備促進や川棚港埋立地の有効活用を図ると共に、企業誘致の推進に努めてまいります。
 これまでの就任の際にも申し上げましたように、私の町政運営のモットーは、「あなたが主役の町政を!」であり、この信念は今も変わっておりません。
 これからも、多くの皆様のご意見やご要望に耳を傾け、それを町政に反映し、「あなたが主役の町政を!」をさらに進化させるため、尽力してまいる所存であります。
 町民皆様のご理解とご協力を改めてお願い申し上げまして、就任のご挨拶といたします。

 
 


川棚町役場
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